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診断・治療

治療法決定時の迷いや選択の難しさ

病気についての知識がないため、病名を聞いてもどうしたらよいか、手術が最適といわれても、果たしてどれほどの効果が期待できるのか、再発の可能性はどの位なのか不安で手術をするか否かで悩んだ。

医師から治療法に手術か放射線、薬物の3治療があるがどうするかと言われ、どの治療も一長一短で大変悩んだ。

抗がん剤を使うか否かでものすごく悩み、本屋インターネットで調効果を確かめたりした。治療方法をもっとじっくり主治医と話し合いたかった。

治療開始までの期間の悩みや問題

治療について、特にこれから受けようとする治療が最善の方法であるのか、副作用等についての知識を得る方法も分からず混乱した。

がんについての知識が不足していたので、自分の病状を客観的に捉えられず、今後の治療や手術が恐かった。

診断から手術まで1ヶ月以上待った。その間診察は1回もなく、ただただ手術日を待ち続け、不安でいっぱいだった。

治療開始後の悩みや問題

手術後抗がん剤を始めたがどれも効果はなく副作用だけはひどくてとても辛い毎日で気持ちが落ち込み、自分以外の人が皆別の世界にいるように思い、人と接するのが辛かった。

抗がん剤の副作用で、毎週から隔週4、5日間は気分が悪く、全身倦怠感で疲れやすく、とてもしんどい。2年半以上になるので、かなり嫌になってきている。体も心も拒否反応。「止めたら死ぬのかな。死ぬのはもっと嫌か」という感じ。

同じ頃退院した人の転移の様子を目の当たりにして、現在行っている治療がベストなのか不安になる。

最良の治療を受けられるかどうかの不安があった。

前体験による治療へのためらい

肝臓の手術を2回行ったが、2回目のとき、前回の体験から万一の時のこと、いろいろな症状を考えて、手術をするかしないかで悩んだ。

今後再発したときに、一度副作用の苦痛を覚えているので、その治療に対する恐怖感があり悩む。

治療やケアに関すること(その他)

身内や知人から勧められた高価な栄養食品(アガリクス、プロポリス等)はがんに効果があるのか。また抗がん剤と一緒に飲んでも差し障りないか。

新聞、テレビ等でサプリメント(がんに効く)がよく掲載されているが、惑わされやすい心理状態にあるのでこうしたものについてはっきりと知りたいと思う。

病院だけの治療でよいのか。気持ちにあせりが出て、免疫療法を個人的に採用(アガリクス及び、プロポリス他)。しかしこれらの効用については主治医には相談しにくい。一人で悩み、判断せざるを得ない。

検査の受診

定期的な検査、通院だけでは転移、再発が見落とされるのではないか、もっと詳しく調べて欲しいと思うことがある。

最初の頃、病名がわからず検査の連続で不安であった。それが3か月位続き、痛みと苦しみで精神的にかなり落ち込んだ。検査中にもかかわらずにがんと言われた。

毎日色々な検査をしたが、何でこんなに検査をするのかと悩んだ。検査の結果をその都度知らせてもらいたかった。何も話されないと心配だった。

検査の結果

未だに検査結果で診察室に入るまで落ち着かず、精神が不安定になる。

血液検査の腫瘍マーカーが高い値だが、同じレベルでいると言われているので、検査のたびに不安になる。

3ヶ月ごとの検診に先生の前では絞首台にのぼる心境だが、おかげさまで満4年を迎え永らえた。主治医の先生は「レントゲンも採血も今までと変わりない、あまり神経質にならぬよう」と言ってくれるが、転移を案じ不安な毎日である。