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告知・インフォームドコンセント・セカンドオピニオン

告知の仕方・内容

医師からの告知が、どの程度のがんなのかあいまいな説明で、とても不安な日々を過ごした。他人事ではなく、もう少し患者の身になって説明して欲しかった。

4期だと告知され、余命を尋ねたところ「2年、5年生きた人もいます」と言われた。たとえ患者から尋ねたとしても、ここまではっきり答えるのではなく生きる望みを持てる回答がほしかった。

直接本人へそれも軽い感じでの宣告にショックは大きかった。そんなに簡単に患者に伝えるものなのかと思うと怒りさえ覚えた。医者にとって命に関わらなければただの病気なのかもしれないが、がんとついただけで私の中では頭が真っ白になっていたというのに。

告知の有無

私本人に直接告知されたのではなく、主人を呼んで告知して本人には黙っていた方が良いとのことを後で聞き、「私の症状は重いのか」と不安になった。直接告知されていても私はやはり落ち込んだだろうか。しかしやはり直接医師に告知してもらいたかった。そうすれば質問もしやすい。

家族が本当のことを私に教えないようにしていたことで、自分が思っていた以上に治療が長期になり、かなり厳しい治療を受けなければいけないと知った時は、納得できなくて、なかなか化学療法を受け入れることができなかった。

問診で本人への告知を希望したが、家族への告知は伏せておきたかった。本人以外に妻が悩み苦労した(妻が病弱)。

インフォームドコンセントの仕方・内容

治るあてもなく、強い副作用に悩まされながら目の前は真っ暗だった中で医師だけが灯台の明かりのようなものであるので、患者は何も分からないので、もっと納得のいくようなケアと説明が欲しかった。

自分のがんが一体どの程度でどんな将来への計画が立つのか、医師の言葉が理解できず、宙に浮いたような不安があった。

病理結果の読み取り方が分からず、悪性度に関して悩んだ。診療で説明の時間が短時間しかとれないならそのフォローとして患者用資料室や説明書の用意などが必要だと感じた。

セカンドオピニオン

セカンドオピニオンを受けたが、両方の意見をどう処理すればいいのか難しかった。患者の選択が重い決断だった。

化学療法の有効性や副作用、治療法の選択肢から選ばれた理由などについて非常に気になり、セカンドオピニオンを聞くべきかどうか悩んだ。

セカンドオピニオンを受けたいが、主治医に言いづらい。医師から「私はこのような治療をしたいが、他の病院の先生に意見を聞いてみたいですか」と患者に投げかけて欲しい。患者からは信頼関係を壊すようで言い出せない。