「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

CT検査の造影剤の点滴でアレルギー(じんま疹)が出てから点滴なしとなったが、他に方法がないのか。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【気がかりな点を伝え、確認を】

CT検査を行う際に、体の状態をより正確に把握するために、造影剤というくすりを血管のなかに投与することがあります。造影剤は改良が進み、副作用が出る確率は以前にくらべると少なくなっていますが、可能性がゼロになったというわけではありません。
CT検査をできるだけ安全に行うために、検査の前には問診があります。これまでに造影剤を使った検査で副作用がでたことがある、アレルギー・けいれん・ぜんそくを経験したことがある、心臓や腎臓に病気がある、といった点に思い当たるようであれば、問診時に必ず伝えるようにしましょう。
問診の結果やこれまでに分かっているからだの状態に基づいて、担当医は、造影剤を使うCT検査を行うことが適切かどうかを判断します。場合によっては、必要な情報や検査のからだへの影響などを考えたうえで、造影剤なしのCT検査やほかの種類の検査を指示することもあります。
他に方法はないか、というお悩みですが、あなたは、『造影剤を使わないCT検査で必要な情報を得られるのか』、『検査は安全に受けられるのか』といったことを心配されているのではないでしょうか。
あなたの担当医は、おそらくそういった点に配慮した上で、造影剤を使わないCT検査を行う、という方法を選択したのだと思います。気がかりなようであれば、担当医や検査技師に確認してみましょう。


 

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