「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
なお、個別の回答やご相談は、仕組み上できかねますので、お困りごとやご相談がある方は、お近くの「がん相談支援センター」をご利用ください。

悩み

手術後まもなく院内感染したこと。今度再発したらどこの病院で治療を受けようかと本で調べた。
1 件の体験者の声があります。

助言

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【院内感染とは】

院内感染とは、医療施設内で、患者さんや医療従事者などが、なんらかの経路や機序によって感染することを指します。
入院患者さん、外来患者さん、付き添いや面会で来られる家族のなかには、感染症をもっている方がおられます。一方、患者さんは抵抗力が低下していることが多く、特に、抗がん剤の治療中、手術後などは感染しやすい状況といえるでしょう。

感染予防のためには、病原体を除去すること、病原体の人体への侵入経路を遮断することが重要です。
感染源を根絶することは不可能ですが、各医療機関では、感染予防対策のための組織をつくったりして、予防や教育、発生時の適切な対処に努めています。


 
【予防が大切~個人ができること】

感染予防の観点から、個人ができることとして、『手洗い・うがい』があります。
外出から帰ったとき、トイレの後、そして食事の前に、手洗いを行う方は、たくさんおられると思いますが、日常の行為の前後に行うように、意識してみてください。
洗い方ですが、手指の表面のよごれを流水で流して、せっけんを泡立てます。手のひら、甲に比べて、指先、親指の周囲、手首は、洗い方が十分でないことが多いので、よく洗うようにしましょう。流水で石けんを洗い流したあとは、清潔なタオルでしっかり拭いて、乾燥させてください。
うがいは、外出後、飲食後のほかにも、まめに行うとよいでしょう。口の中が洗えたら、できるだけ上を向いて、のどの奥まで水が行き届くようにしましょう。
簡単で、日常的に行える行為『手洗い・うがい』が一番の予防法と言われています。


 

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