• （患者本人、60代、男性、胃、2003年版)味及び食材の違いにより家事が手間が要り、経済的にも余分にかかるため、家族ともめ、いつも愉快でない思いをしている。

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【調理の工夫】

「家族とは別の料理を作りたい」「一人暮らしだけど、手軽にバランスのよい食事をとりたい」などの場合に、ちょっとした工夫で調理を簡単にする方法を紹介します。

◎　調理過程で味付けを変える
　○　途中まで一緒に調理し、味付けの段階で分ける
　○　素材にはあまり味付けをせず、食べる時の調味料で調整する
　○　煮物の味の調整に、めんつゆなど調味量が調合されたものを活用する
◎　調理過程で形態やかたさを変える
　○　材料の切り方などを下処理の時点や調理後に、食べやすい状態に変える
　○　やわらかくしたい場合、家族の分を除いて、さらに加熱時間を延長する
　○　素材や下処理の方法を変えて、一緒に調理する
◎　小分け冷凍保存
　○　一回使用分ずつ、小分けにして冷凍保存すると、便利で無駄がありません

※この助言の下には「この項目に関連する情報」が続き、「公開資料」のなかに「がんよろず相談Q&A　第3集　抗がん剤治療・放射線治療と食事編」という冊子があります。このなかの「第1部　料理の工夫　3.作り方の工夫」には、上記内容がもう少し詳しく書かれてあり、治療内容に関わらず、参考になると思います。冊子の他の部分については、抗がん剤治療・放射線治療中の食事に関する内容になりますので、ご注意ください。