「がん体験者の悩みQ&A」では、2003年と2013年に実施した全国調査結果を整理して構築したがん体験者の悩みデータベースを公開しています。このデータベースに基づき、がん体験者の方々の悩みや負担をやわらげるための助言や日常生活上の工夫などの情報ツールの作成等を行っています。
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悩み
ホルモン療法による更年期症状で、頭痛、めまい、肩こり、関節痛、ほてり感、動悸、発汗などで悩まされている。重い症状の時は本当に苦しい。
17件の体験者の声があります。
- (40代、女性、乳房、2003年版)ホルモン剤治療を受けているが、更年期の症状とよく似た状態が出て悩んでいる。頭重、肩こり、関節痛(腰、肘、膝、手首、指等)、身の熱による暑さ、汗、おりものによる不快感等、薬を飲むことで状態が悪くなるようで辛い。薬代も高く、生活面での負担もあり、誰にも相談できず悩んでいる。
- (40代、女性、乳房、2003年版)ホルモン剤治療を受けているが、体のだるさや物事に対する意欲の低下などがある。
- (50代、女性、乳房、2003年版)薬の副作用で更年期障害が始まり辛い。
- (50代、女性、乳房、2003年版)ホルモン剤を飲んでいるが、更年期がひどく、早くこのホルモン剤をどうにかして欲しい。
- (60代、女性、乳房、2003年版)ホルモン療法をしているが、閉経後には効果があるのかないのか。それによって更年期症状が現れ(かっかと暑くなる)、主治医に話したら我慢してくれという話だった(我慢できない訳ではない)。ただ、筋肉の衰えがひどく今までの運動ができないのが最大のストレスになっている。
- (60代、女性、乳房、2003年版)ホルモン療法のためか更年期症状。急に体が熱くなり、気分の不安のような落ち込みがあったが、最近なくなった。
- (30代、女性、乳房、2003年版)今はホルモン治療に変わり、髪の毛も伸び、かつらがとれてものすごく晴々とした気持ちだが、更年期障害の症状であるのぼせがひどく、一瞬ではあるがそのときは軽いパニック状態になる。あと、イライラがひどく子どもに当たってしまい、夜になって落ち着くと反省している。
- (40代、女性、乳房、2003年版)治療の薬(ホルモン、ノルバデックス)と昨年の12月から行っているゾラデックスの注射の副作用でめまいがして、自分では副作用なのかがんの再発に関係するのかわからなくなった時に悩む。
- (50代、女性、乳房、2003年版)ホルモン剤のため、カーッと熱くなることが一日に何回もある。
- (70代、男性、前立腺、2003年版)がんが発見されて現在100日を経過。この間、腹部への注射を1回。1日1回の錠剤ホルモンを服用しているが、3か月頃からだるさや顔のほてり、その他ひそのようなしびれがあり、副作用と説明を受けた。
- (40代、女性、乳房、2003年版)ホルモン関係の薬の副作用で更年期障害が人より10年位早く始まり、不眠、発汗など少々あるが、悩むというより仕方ないくらいの気持ちでいる。
- (50代、女性、乳房、2003年版)ホルモン剤を服用中のため、更年期のような状態で、突然熱くなって夜寝ていても目が覚めてしまい、本当に苦しい。
- (50代、女性、卵巣・卵管、2003年版)一気に更年期症状が現れ、辛い思いをした。冬でものぼせ、発汗(大汗)があり、恥ずかしかった。特に美容院では必ず暑くなり、大汗をかいてしまったので、美容院に行くのが憂鬱だった。腱鞘炎など関節の痛みで眠れず苦しんだ。
- (40代、女性、乳房、2003年版)おそらく抗がん剤のせいだと思うが、早く更年期が来たらしく、めまい、ほてりに悩まされている。
- (40代、女性、乳房、2003年版)術後のホルモン療法(ゾラデックス、タモキシフェン)による副作用から起こる更年期障害で突然汗をいっぱいかくのが嫌でつらい。
- (不明、不明、乳房、2003年版)抜け毛は治まったものの、髪にハリ、ツヤが無くなり、パサパサでまとまらない。ホルモン療法の副作用で身体のほてりがひどく、日中は1時間おき、夜中は2時間おきに汗でびっしょりの状態になる。術後9か月になるが、1日たりとも熟睡できない。仕事をしているので、身体が大変。
- (40代、女性、乳房、2003年版)薬の副作用かどうかわからないが、発汗のほてりのため、夜ぐっすり眠ったことがない。
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